花火師コラム

好きな仕事は楽しい 泉 宏樹

2012年10月30日花火師コラム

(1)ガンガラーの谷拡大

(1)ガンガラーの谷

(2)草間彌生展拡大

(2)草間彌生展

加藤煙火で働き始め早くも半年経ちました。


前回のコラムで2度転職したと書きましたが加藤煙火に入る前は造園屋で働いていました

花火屋に就職できなかったのでせめて職人的な仕事につこうと思ったからです
その造園屋に面接に行ったとき
”いつかは花火屋で働きたい”
という僕の気持ちを知りながら社長は
「ここでの仕事の経験が今後役に立つことがあるだろうし、もし花火屋に入れる事が出来たならそれまで一生懸命頑張ってくれたらいいから」
と言ってくれ、そうやって僕を雇ってくれた事にとても感謝しています。
造園屋の仕事といえば”庭づくり”や”お庭の木を剪定する”などかな?と思っていたら意外と木に関する仕事は他にもいろいろあってかなり体力勝負な仕事が多かった
その中でも新築のお庭に松を植えたり、石を置いたりして庭ができあがっていく現場などは花火の世界と似た”ものづくり”の楽しさを感じた

でもやはり花火屋で働きたい気持ちは変わらず・・・
加藤煙火で働けるようになって

”仕事が楽しい”

まだ入社して間もない僕にもいろいろなチャンスをくれて、1年目からいろんな経験をさせてもらってほんとにありがたいなと思う。
最近では、安城にあるテーマパークの”デンパーク”様で行われるクリスマスのイベントでの花火の演出の一部を任せていただけることになり、今はその演出のことで頭がいっぱいです。

工場の仕事では”星掛け”を教わっており、この作業は星と呼ばれる火薬の粒を作っていく中で何度も何度も天日で干しどんどん大きく育てていく
(作業内容参照→http://www.katoenka.jp/pyrotechnist/ozaki/index.html)
なので日当たりの良さがとても重要なのです。
できるだけ多くの時間日が当たっていたほうがいい、その大事な日当たりを邪魔する木があったので造園屋時代の経験を生かして剪定・・・ではなくてばっさり切った。
思っても見ないところでさっそく造園屋での経験が生かされ、より良い作業のために貢献出来たことがうれしい。
でも、その内もっと日当たりがいい所に新たに作業工室など作る予定みたいなので、新しいところで作業するのも今からとても楽しみだ。


最後に、最近”すごい!”と心を動かされた風景の写真を載せて終わりにします。
P.S. いいものにするため全力で取り組むのでよかったらデンパークに足を運んでください。(花火の詳しい日程はまだ未定)
(1)沖縄旅行での一枚 ガンガラーの谷にて
(2)松本美術館での一枚 草間彌生展にて

このページの先頭へ