年始に思うこと 横田栄一
2015年01月13日
昨年に引き続き新年一発目のコラムです。
さて何を書きましょう。
私は仕事上で何か躓いたり、悩んだりすると
ふと2人の人物を思い出します。
元恋人とかではないです、2人とも仕事でお世話になった人物です。
1人は私が一方的に師匠と思っている方です。
花火の「は」の字も知らなかった私に、
花火の楽しさ、奥深さ、怖さ、厳しさ、いろいろと教わりました。
その方がいなければ私は花火を好きになっていなかったかもしれないし、
今こうしてコラムを書いていなかったかもしれない。
師匠が頑張っているのだから、私も頑張ろう。
いつか成長した姿を見せたいといつも思っています。
そんな師匠ですが、毎年年賀状を送ってくれます。
そこには毎年
「毎年刺激をもらっています」というようなことを書いてくれます。
そんなことはないです、私の方がいつも刺激をもらっています、いつか追いつきそして追い越したいです。
もう1人の方はお客さんです。
実は私は花火の仕事を離れたことがあったんですが、
花火の仕事をするか辞めるか悩んだときがありました。
そんなときそのお客さんが、主催の花火大会の桟敷のチケットを送ってくれました。
そのチケットと一緒に手紙が入っていて、そこに一言「いつかまた一緒に花火やりましょう」と書かれていました。
その手紙を見たとき、よし!花火に戻ろうと決意しました。
今のところはまだ「一緒に花火」を実現できていませんが、いつかそれが叶うまで
あの時よりも成長した花火を見せることができるよう腕を磨いておきます。
そんな2人のことを考えた年始でした。
昨年も書きましたが、夏まであと半年を切りました。
今年はどんな花火に出会えるのか楽しみです。
エンジンがかかるまで半月程かかってしまいましたが、こっからはフルパワーでいきます。
今年も加藤煙火の花火を宜しくお願い致します